第二百五十章

チャールズの手がピタリと止まり、ペンが紙の上で宙に浮いた。彼はショーンを見上げ、わずかに身を乗り出すと、重々しい声で尋ねた。

「口を割ったか?糸を引いているのは誰だ」

「相手は狡猾です。ロイに本名を明かしていません」

ショーンは眉をひそめ、その声には苛立ちが滲んでいた。

「ロイの供述によれば、見知らぬ男が密かに接触してきたとのことです。男は断りきれないほどの報酬を提示し、ウィンザー様を追い詰めて少し痛めつけるよう依頼しました。命に関わるようなものではなく、単に思い知らせる程度にと」

チャールズの手にギリッと力がこもった。ペン先が紙を深くえぐり、その瞳には氷のような怒りが閃いた。

標...

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